石原、猪瀬ヘイトの訳

石原、猪瀬ヘイトが高まってきてるのも大分アレだなぁ。

なぜ、石原猪瀬がここまで叩かれるかをまとめてみよう。

1:二人ともバックボーンは小説家
2:特に石原慎太郎芥川賞受賞作「太陽の季節」などにおける現代のポルノグラフティ小説と大差ない過激なエロティシズムを書いた作家だった
3:猪瀬直樹は行政の人間にも関わらず手塚治虫火の鳥が規制されない理由を「名作だから」と評した
4:石原慎太郎は現在の社会を見て「野放図」と評し、「小説は描写の写しさがあるが漫画にはそれがない」と吐き捨てる。


こいつら、作家なのに権威的な賞を取った基本的に強者であるが故に、
木を見て森を見ることができない人なのだと思われる。

流通規制がどれだけアウトサイダー出版にダメージが入るかを理解できない。


この二人が規制の必要性をひたすら説いていくときに規制される側から受ける印象は、

「漫画という文化を軽視、あるいは蔑視し、『何か勝手に甘えた根性の奴らが「表現の自由」を吐き違えてると主張する』。表現の自由論とかを深く考えたこともないだろう」
としか受け取れないからこの上ない屈辱を感じるんだよね。

特に石原慎太郎は余計な一言を付け加えて各種人権団体からも大きくバッシングを受けてる。

結局のところこいつらは
「近頃の若い奴」とよく言う老害となんら変わらない
そんな印象しか受けない

で、規制する上で実際に動く旗頭が彼らなのでよりヘイトが溜まるわけだ。

追記
肝心な論点書き忘れてた
5:これら小説家が行政のトップにいる状態で「小説」は規制対象から外された

子供は小説読まないみたいなことも言ってたしな、石原

この5があるからこそ、漫画アニメを中心としたサブカル蔑視にしか見えないという構図。
市民の見本に立つなら自分の本から規制すべきなんじゃないのか、石原慎太郎